カフェインの量が多いのは、深煎り?浅煎り?
コーヒーにはカフェインが含まれています。
カフェインには眠気解消や疲労感を和らげる効果があることで知られていますが、摂り過ぎると過剰摂取による副作用があり、摂取量にはやや注意する必要があります。
カフェインの量は、コーヒー豆の焙煎度合いによっても変わります。
フルーティーな浅煎りよりも苦みやコクを感じる深煎りの方がカフェインが多いはず、と思っている方も多いのですが、実は深煎りよりも浅煎りの方が含まれているカフェインの量は多いのです。
その理由は、カフェインが高熱に弱いという特徴を持っているから。
焙煎の時間が長くなる深煎り豆は、浅煎りに比べて残っているカフェインの量が少なくなります。
しかし、カフェインと同時に水分も蒸発して少なくなるため、炒った後の豆の重さは深煎りの方が軽くなります。
結果的に、コーヒーを淹れるときに使用する豆の量は、浅煎りよりも深煎りの方が多くなります。
つまり…コーヒー1杯に含まれるカフェインの量は、深煎りも浅煎りもあまり変わらないということなのですね。
さらに、成人であれば、1日5杯程度のコーヒーならカフェインの過剰摂取にはならないそうです。
夜寝る前に飲んでしまうと安眠を妨げてしまうので、その点だけはお気を付けくださいね。